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(2015年7月より不定期掲載)
日本と韓国の裏側で暗躍する秘密情報機関JBI…
そこに所属する、二人のダメ局員ヨタ話。
★コードネーム 《 サイゴウ 》 …仕事にうんざりの中堅。そろそろ、引退か?
☆コードネーム 《 サカモト 》 … まだ、ちょっとだけフレッシュな人だが、最近バテ気味

韓国映画の箱

(星取り評について)
(★★★★ … よくも悪くも価値ある作品)
(★★★ … とりあえずお薦め)
(★★ … 劇場で観てもまあ、いいか)
(★ … DVDレンタル他、TVで十分)
(+1/2★ … ちょっとオマケ)
(-★ … 論外)
(★?…採点不可能)

『技術者たち』(2014)★★ [韓国映画]

原題
『기술자들』
(2014)
★★
(韓国一般公開 2014年12月24日)

英語題名
『Criminal Designer』

日本公開時題名
『技術者たち』
(日本一般公開日 2015年11月28日)

勝手に題名を付けてみました
『我ら高等技術窃盗団』

GI.jpg

(STORY)

知力と度胸、そして技術。

それらをパーフェクトに備えたジヒョク(=キム・ウビン)率いる「技術者たち」。
彼らは窃盗&偽造&詐欺を行う、質の悪い犯罪集団だ。

ジヒョクを支えるのは、機械工作から電子機器まで工作万能の中年おやじ、クイン(=コ・チャンソク)と、情緒不安定の天才クラッカー、チョンベ(=イ・ヒョヌ)だ。
郊外に豪勢なアジトを構え、偽札だろうが偽工芸品だろうが、必要なものは全て自前で揃えてしまう。

証拠を残さず、犯罪をパーフェクトに果たすジヒョクたちの仕事ぶりを、偶然、武闘派ヤクザの大ボス、チョ社長(=キム・ヨンチョル)が目をつける。

その目的は、インチョンで押収され、厳重保管されているW1500億の裏金を奪還することだった。
だが、実行可能時間はたった40分しかない。

チョ社長は次々と候補者を拉致してはセキュリティ破りのテストを行うが、誰一人として成功せず、殺された不合格者の死体が増えるばかり。
業を煮やし、腹心の部下で冷酷無比な戦闘マシーン、イ室長(=イム・ジュハン)に、ジヒョクたちの正体を洗うよう命じる。

イ室長は情緒不安定なチョンべを懐柔して裏切らせ、ジヒョクと親しいウナ(=チョ・ユニ)を人質にとり、ジヒョクのアジトを急襲、彼らにアングラマネー奪還を強要する。

しぶしぶ要求を飲むジヒョクだったが、奪取作戦が成功しても、チョ社長らがジヒョクたちを生かしておく気が無いことは明白だ。

一計を案じたジヒョクとグインは、チョ社長らに大逆転のトリックを密かに仕掛ける。

最後に笑うのはヤクザか、「技術者たち」か!?

サイゴウ
「最近の韓国映画って、【ピカレスク+ミステリー】を組み合わせた作品が一ジャンルとしてすっかり定着しちゃった感がある。ブロックバスターの指標である【WELL MADE】【スター勢揃い】【派手なシーン】という要素をクリアするためには理想のジャンルかもしれないけど、【お話のためのお話】でシナリオが展開するので、観ていて全然すっきりしない。この『技術者たち』もそう。作る側も大変だろうけど、観る側も疲れる。この映画も、終わりでトリックの説明を延々としているんだけど、それって、本筋から完全に外れているよ」

サカモト
「そして、【どうだ、オレたちかっこいいだろ~】を、観る側に一方的に押し付けているみたいです。まるで大手企業が絡んだ日本の某映画や某TVドラマみたいでウンザリですけど、今の韓国、大消費社会と化していますから、そういう企画ではないと資金が集まらないのでしょう。この手の韓国映画につきものの、田舎臭くさ・泥臭さも相変わらずなのですが…昔よりは垢抜けていますけどね」

サイゴウ
「この手のジャンルの嚆矢になった『オールド・ボーイ(올드 보이)』だとか、『タチャ(타짜)』(※)辺りが尊敬できるのは、アウトサイダーたちの後ろめたさだとか、反社会的な部分をきちんと押さえて作っていることにある。そして、それらが【田舎臭くさ・泥臭さ】が納得できる世界観を支えていたんだけど、この『技術者たち』や『タチャ 神の手』なんて、そこら辺を相当勘違いしているよな。頭の悪いヤンキーがいきがって自己陶酔した姿をネットに動画投稿しているようなもんだ」
(※)もちろん、2006年の第一作であることはいうまでもない。

サカモト
「『タチャ 神の手』(※)や『技術者たち』も、相当ヤンキー臭いですよね」
(※)2014年に公開された第二作目のこと。

サイゴウ
「今回の『技術者たち』も、あえてみっともなく格好悪く作っていれば、そこそこに面白くなっていたんじゃないだろうか?主演のキム・ウビンはそれがこなせる俳優だと思うんだけどな。彼は格好つけないキャラのほうが【カッコいい】よ」

サカモト
「逆に、コ・チャンソクにはパリっとしたキャラやらせてみたかったですね。ルックスの問題はあるのでしょうけど、そろそろ、こういうつまらないパターンから外れた役をブロックバスター作品でやってもいい頃なのではないでしょうか?それが出来る実力の持ち主ですし…」

サイゴウ
「最後にやっつけられちゃう巨悪がキム・ヨンチョルっていうのも、つまんない。彼は幅の広い役がこなせる俳優なんだから、たまには渋い正義の役で活躍させてもいいんじゃないの?韓国映画って、【こういう役はこの人】みたいなガチガチの枠が決まっていて、それが外国人から低く観られる原因にもなっていると思うんだけど、せっかく人材は揃っているワケだから、活用しないともったいないよ」

サカモト
「イ・ヒョヌ演じる未成年のチョンべは、韓国の青少年問題の象徴みたいなキャラなので、それがヒーローたちに加わっている事自体は面白いと思うのですけど、【未成年のクラッカー=情緒障害=すぐ暴力をふるう】という、つまらないパターンに陥った役でもあるので、安易です」

サイゴウ
「【すぐキレる】というのが、一応、最後のどんでん返しで重要な役割を果たしてはいるけどな。でも、チョンベのキャラは一番「イラナイ」感があったのも事実。今の韓国映画で【無礼な未成年凄腕クラッカー】なんて、もう古いと思うんだけどな」

サカモト
「それをやらないと、この映画を間違って観に来た年長者には【最近の不良少年】のイメージが湧かないということはあるのかもしれません」

サイゴウ
「というか、こうした【ピカレスクもの】で、これみよがしにクラッカーが活躍するのはもう飽きたよ。そこら辺、日本のルパン三世は偉い」

サカモト
「無駄に凝ったシナリオ、ワンパターンでうんざりな展開、つまらないキャスティングに、これみよがしの似非トレンディな世界観と、韓国のブロックバスター映画としては安心して興行できるモデルに忠実ではあるのですが、何も残らない作品でしたね」

サイゴウ
「でも、ここまで割り切っていると、逆に日本では好評価されちゃったりするんだよな。コアな映画ファンにはお金と時間の無駄だけど、今でも【韓流】を追っているファンには分かりやすいという意味で、いい映画かも」

サカモト
「そもそも、コアな映画ファンなんて、ブロックバスター興行の宿敵みたいなものですからね」

サイゴウ
「こういう作品は【韓国映画ならでは】だと思うので、否定はしないし、今後も作り続けては欲しいと思うけど、あんまり露骨に流行りを追って、若い観客層に媚びて欲しくない。そこら辺の商品主義的な企みを見抜いて突き放しちゃうのも、マーケティングのターゲットにされている若者たちなんだから…」

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