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(2015年7月より不定期掲載)
日本と韓国の裏側で暗躍する秘密情報機関JBI…
そこに所属する、二人のダメ局員ヨタ話。
★コードネーム 《 サイゴウ 》 …仕事にうんざりの中堅。そろそろ、引退か?
☆コードネーム 《 サカモト 》 … まだ、ちょっとだけフレッシュな人だが、最近バテ気味

韓国映画の箱

(星取り評について)
(★★★★ … よくも悪くも価値ある作品)
(★★★ … とりあえずお薦め)
(★★ … 劇場で観てもまあ、いいか)
(★ … DVDレンタル他、TVで十分)
(+1/2★ … ちょっとオマケ)
(-★ … 論外)
(★?…採点不可能)

『犬どろぼう完全計画』(2014)★ [韓国映画]

原題
『개를 훔치는 완벽한 방법』
(2014)
(韓国一般公開 2014年12月31日)

英語題名
『How To Steal A Dog』

日本公開時題名
『犬どろぼう完全計画』
(日本一般公開 2016年7月18日)


inu2.jpg
[コピーライト]2014 Samgeori Pictures Co,Ltd.ALL RIGHITS RESERVED


(STORY)
チソ(=イ・レ)は小学校に通う10歳の女の子。
母チョンヒョン(=カン・ヘジョン)、弟チソク(=ホン・ウンテク)の三人暮らしだ。
チョンヒョンの夫がピザ屋事業に失敗後、行方不明になったことが原因で家を失い、今は元屋台のワンボックカーで暮らしていた。

同級生のチェラン(=イ・ジウォン)は大の仲良しで、チソがホームレス同然の暮らしをしていても気にせず、お互いに家を行き来していたが、あくまでもクールなチソは、自分の周囲と大人たちの行動を、いつも冷ややかに見つめていた。

ある日、母親が働くことになった住宅街の高級レストランで、チソは経営者のノ夫人(=キム・ヘジャ)が愛犬を溺愛し、いつも連れ歩いていることを知る。

一方、店のマネージャーのスヨン(=イ・チョニ)は、表向きは社長に低頭平身だったが、実は腹黒い野心家で、ある陰謀を企てていた。

学校帰り、街の不動産屋で激安の一戸建てを見つけたチソは、同じく街場に貼られたポスターから、行方不明のペットに高額の懸賞金が掛けられていることを知る。

そのことをヒントに、チソはノ夫人の愛犬を誘拐、発見者を装って、家を買う資金を手に入れる計画を思いつき、チェランとチソクを巻き込んで早速実行するが、犬に逃げられてしまう。

途中、ハーレーに乗った謎の浮浪者テボ(=チェ・ミンス)の助けを得て、行方不明になった犬を追うチソらだったが、スヨンは騒動を利用して、ノ夫人を陥れようとする。

こうして、私利私欲に目が眩んだ子供と大人の醜い犬争奪戦が始まった!
サカモト
「基本的には凡庸なファミリー向け、子供向け映画でしかないと思うのですが、意表を突いた【お久しぶり的】な豪華キャストと、やたらと大人びた子役の演技が印象深い、妙にひねくれた変な映画でしたね」

サイゴウ
「この映画も【なんちゃってブロックバスター】を狙ったんじゃないのか?お話も登場人物も、古臭い児童映画の定石なんだけど、実体は子供が観ても大人が観ても、退屈なだけの【アートフィルムもどき】。これじゃ、家族連れなんかで行ったら、子供が飽きて大変だろう。そこら辺は作り手側が計算でやったのか、そうなっちゃったのか、全く分からないけど、観客対象不明の【偽児童映画】だ」

サカモト
「ある意味、お子様たちの期待を裏切ったと言われる、宮崎駿監督の『風立ちぬ』とよく似た性格の悪い映画かもしれません」

サイゴウ
「でも、『風立ちぬ』の場合は確信犯だろ?『犬どろぼう完全計画』の場合は、そこら辺がさっぱり分からないんだよな。脚本自体は1980年代の空気が漂う【お懐かしや映画】だったと思うんだけど、そんな企画を今さらやる必然性が分からないし、第一、そんな企画にロートル気味だけどギャラの安くないスターが何人も出る訳はないだろうしで、それだけを考えると、作り手側が確信犯的に【偽児童映画】を仕掛けたとも読めるんだけど、映画自体は凡庸だから、どうしても【知らない間にこうなっちゃった】的映画にしか、見えないんだよね」

サカモト
「韓国映画としては珍しくアメリカの小説(※)を原作にしていますから、気合の入っていた企画だったとは思うんですけどね。作風が古臭いのも、原作が強力すぎてクリエイターの手に余ったのか、エージェント絡みの船頭が何人もいて、監督の本領発揮が出来なかったのかもしれません」
(※)バーバラ・オーコーナー原作『犬どろぼう完全計画』(日本では文渓堂から日本語訳刊)

サイゴウ
「そう、一番の問題は、クリエイターの冴えをさっぱり感じなかったことなんだよ。監督のキム・ソンホは、そこそこの本数を手がけている人だけど、やっぱり、まだまだこれから、って感じかな。『ホラー・ストーリーズ2(무서운 이야기 2 )』の『絶壁(절벽)』が素人くさいながら結構面白かったんだけど、やっぱり長編は向かない監督なのかも」

サカモト
「力関係で俳優その他が監督よりも偉すぎて、思うように演出できなかった、って印象も否めません。とにかく演技が皆ガチガチで、遊びが無いし、韓国に舞台を移したローカライズという点でも、【そのまんま】って感じしか、しませんでしたし…」

サイゴウ
「韓国映画としてはちょっと毛色が変わっている感じもあるんだけど、おそらく原作に準拠した部分なんだろうな。小説に振り回された結果かもしれない」

サカモト
「主人公一家がホームレスで自動車暮らしだとか、彼らを助ける浮浪者のオッサンが何故かハーレー乗り回しているとか、不自然にバタ臭いですよね。それが一つの世界観としてまとまっていれば、、まだよかったのですが、最後までギスギスしている」

サイゴウ
「チェ・ミンスがハーレー乗りの浮浪者役なのは、まあ、韓国側の駄洒落だろうけど、演出的には役者側に強要されたような気もする。キム・ソンホくらいの監督だと、チェ・ミンスのわがままを聞くしかないだろ?そう考えると、全く笑えない」

サカモト
「チェ・ミンス自身は、いい俳優なんですけどね…」

サイゴウ
「彼がハーレー乗りって設定も韓国人じゃないと笑えないネタ。ビートたけしのタケちゃんマンだとか、木梨憲武の仮面ノリダーなんかと同じの古いノリだ」

サカモト
「ただ、犬がらみだからという訳ではありませんけど、十年前のポン・ジュノが手がけたら、傑作になっていたような気はしますね、この題材は。妙にポン・ジュノ的世界を感じさせる物語でしたから」

サイゴウ
「ポン・ジュノの世界観って、意外とバタ臭くて、アメリカの現代文学みたいな雰囲気があるからな」

サカモト
「結局、今回はロートル系スターの共演を楽しむのが一番利口な観方かもしれませんね」

サイゴウ
「カン・ヘジョンをロートル呼ばわりするのは失礼なんだけど、どうせなら、ペ・ドゥナみたいに誰か日本に招聘して使えばいいのにな。勿体無いよ」

サカモト
「彼女はまた顔が変わりましたよね。『バタフライ(나비)』だとか『オールド・ボーイ(올드보이)』の頃とは別人のよう。まあ、【綺麗なお姉さん系】イメージということで、今のルックスの方が韓国では受けがいいんでしょうけど…」

サイゴウ
「でも、彼女みたいな個性派女優は、顔形を変えちゃうとつまらない【エセ美人女優】でしか無くなってしまうから、引退して、伝説の女優になってしまう方が、実はよかったりして???」

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